「独り言」:Stainberg SpectraLayersに触れてみました…

コンピュータを毎日使っています。
基本は、仕事で開発作業をしています。
メインは、Windowsですが、最近はMacも使うようになりました。
でも、やはり仕事関係が中心なのです。

TanaKafeWorksを始めたとき、お金を稼ぐというより、自分でやってみたいこと、当時はメタバースに触れて、自分の空間を作ってみたいと思っていましたが、思うようには取組めていません。
そんな中で、AI発話への興味から、YAMAHA VOCALOID環境を整え、それに歌を歌わせてみると、やはりBGMも必要になり、Stainberg Cubase(最初はVOCALOIDの付属品)から、少しコンピュータミュージックの世界を知ることになりました。

作曲とかできるわけでもないのですが、楽曲を演奏させるときに、付属品だけでは、やりにくい機能もあり、製品版に手を出してしまいました。
こうなると、手で曲を打ち込むのも面倒になり、楽譜を読込んで、MIDIデータを作るソフトが欲しくなったり、MP3形式の音源からMIDIを生成するソフトが欲しくなったり、欲望が止まりません。

購入したソフトを使いこなせているわけでもないのに、欲望のままにソフトを買ってしまいます。
まさに、「大人買い」状態なのです。

前置きが、長くなりましたが、Stainberg SpectraLayersという音源分離アプリがあります。
色々な製品にバンドルされたりしているので、ご存じの方もあるでしょう。
私のWindowsにも、SpectraLayers v8,v9がインストールされていました、使ったことはありませんでした。
今回、Stainberg Cubase 14 Proへアップグレードを行い、それに合わせてSpectraLayers 11 Goという製品が含まれていましたので、ちょっと使ってみました。

昔の音源分離ソフトの印象ですが、ボーカルぼ分離をしても、なんか違和感がある音になっていたような記憶があります。
しかし、しかし、今どきの音源分離は凄いです。

操作手順は簡単…

まずは、Stainberg SpectraLayerをインストールされていることが前提です。
合わせて、音源を分離したい原音を用意します。
今回は、あいみょん「朝が嫌い」という曲で操作をしてみました。
実際に分離した音は、著作権の問題があるので、ご紹介できませんが、ここでは、操作だけを記載します。

Step1: SpectraLayerを起動

起動すると、こんな画面が立ち上がります。

Step2:楽曲のmp4ファイルをこのウィンドウにドロップします。

この画面で、ボーカルと演奏を分離します。

Step3: メニューの[モジュール]→[ボーカルを分離]を選択します。(画面の右側の[モジュール]リストからでも可能)

[ボーカルを分離]というダイアログが表示します。
このダイアログで、適用を行えば、それで分離作業が開始します。
SpectraLayer Goなので、分離は、ボーカルとそれ以外(つまり楽器演奏)の分離しかできません。
Proバージョン(4万ちょっとします)なら、ドラム、ギター、ピアノ、サックスと金管、ベース、その他に分離できるようです。
本当は、それがやりたいのです。
今回は、Go版で、その性能を試して見る流れになります。

開始すると、ダイアログの上に、処理のゲージが表示されますので、完了するまで待ちましょう。
この作業中に、CPUの状態と電力消費を見て、結構きつい作業だということがわかります。

Core i9 12世代ですが、CPUが80%を越えます。なかなか、一つのアプリでここまで来るのは珍しいです。

当然、電力消費も300ワットを越えます。ピークは、400ワット近くまで来て、UPSの警告が出ました。
これも、ゲームを行わない私に動画編集の時くらいなのです。

完了すると、次の画面になります。

右側の[レイヤー]に、[ボーカル]と[その他]のトラックが生成されます。
このトラックの再生を[M](ミュート)指定して、一方のトラックを聞くと、ボーカルだけとか、演奏だけを聞くことができます。

一つ気になるのは、ボーカルで、ハモりのある部分は、エコーがかかったようになるということです。
Pro版や、分離の調整など、いろいろ技や機能を使いこなすと、期待通りの分離もできるのかもしれません。

分離した音で何ができるのか?

ボーカルを別な人に歌わせられます。カラオケが作れます。(著作権問題は考えなければなりませんが、個人で楽しむなら問題ないのでしょうね。きっと)
ボーカルの音から、楽譜を作るソフトで、MIDIデータを作り、そのデータを元に、VOCALOIDで歌わせると、別の人が歌えます。

私がやりたいことは、他の楽器も分離して、その楽器ごとにCubaseで演奏を変えて、自分なりの音にしてみたいと思っています。
あくまで、個人的な楽しみとして、ネットで公開したりはしません。

楽曲編集は楽しそうなことがいっぱいあり、仕事の間のリフレッシュに楽しんでみたいです。

これをMac miniで行うと、どんな感じかも、やってみたいです。
Windowsより快適なら、音楽編集は、Macへ移すかもしれません。
Cubaseは1つのライセンスで、2台のアクティベートはできるので、問題なさそうです。
VOCALOIDはPCの台数分ライセンスが必要なようですが、同時が使えなくてもよいですが、アクティベーションだけは、2台をOKとしてもらいたいものです。もちろん、ライセンスを移行することはできますので、PCを入れ替えることは問題ありません。
Windows/Mac両環境持ちのユーザとなった今では、そんなことも考えてしまいます。