記者会見のまとめをAIにお願いしてみました~ChatGPT vs DeepSeek

2025/1/27 フジテレビの記者会見は、10時間を超えるとてつもない長さでした。
この会見は、ある意味、フジテレビと取材記者の対話と考えると、この対話をAIにまとめさせるとどうなるのか?

会見中の質問は、本当に取材の質問といえるのか?
この会見で、何が明らかになったのか?
あまりに長時間なので、全体を整理したほうがと思えたのです。

記者会見をAIでまとめさせてみよう

AIを使い、いろいろなことをまとめることは、広く行われています。
それなら、この記者会見もまとめられるのでは?
そんな思いから、この動画の音声をテキスト変換し、そのテキストをChatGPTでまとめるとどうなるか?試して見ることにしました。
※尚、これはあくまで音声をテキスト化し、それをAIでまとめると、それなりになるのか?まとめられた結果の精度を追求するものではありません。そもそも、音声のテキスト化した結果が実際とは違う部分もあることを予めご承知ください。

ChatGPT-oによる記者会見のまとめ

ChatGPT-oに、記者会見の音声をテキスト化したファイルはここには添付しません。
同じ事を試す場合、YouTubeの動画から音声をGoogle Cognitive Service等でテキスト化することができます。
そのテキストファイルを、対話時の添付ファイルとして、次の質問を入力します。
※入力テキストは、Google Cognitive Service無料版で認識させたそのままのデータです。テキスト化時点でのご認識、同音異文字などを事前に修正するような処理は行っていませんので、まとめ内容が影響を受けていることを前提にしています。

質問:
 貼付のテキストは、記者会見の対話を記録したものです。
 このテキストから、記者会見の要点を話題項目毎に論点と対話をまとめてください。

その結果、ChatGPT-oは次のように、記者会見をまとめてくれました。

応答:
 以下、記者会見の要点を話題項目ごとに整理し、論点と対話をまとめました。
 
 1. 記者会見の概要
  ・主な登壇者
   フジメディアホールディングス 代表取締役社長 兼光修
   フジテレビジョン 代表取締役会長 加納修司
   フジテレビジョン 代表取締役社長 港浩一
   フジテレビジョン 取締役副会長 遠藤龍之介
   司会:広報局の上野
  ・会見の進行
   ・記者会見の映像配信は、冒頭の発言部分は生中継可能だが、質疑応答部分はプライバシー保護のため10分遅延で配信。
 
 2. 事案の経緯と謝罪
  ・事件の概要
   ・特定の女性に対する人権侵害が疑われる問題が発生。
   ・女性本人の意思を尊重し、情報を極めて限定的に管理。
   ・事案の対応が適切でなかったことを認め、視聴者・広告主・関係者に謝罪。
  ・経営陣の辞任発表
   ・加納修司(フジテレビ会長)辞任
   ・港浩一(フジテレビ社長)辞任
  ・第三者委員会の設置
   ・客観的な調査を行うため、外部の弁護士で構成された委員会を設立。
 
 3. 問題の対応と検証
  (1) 女性への対応
   ・事案発覚後、女性の体調回復を最優先にし、医師の指導に基づいて対応。
   ・本人の希望として「公にせず仕事復帰を希望」という意思があり、それを尊重。
   ・しかし、結果として対応が十分でなかったことを認める。
  (2) 加害者とされる人物の対応
   ・事案発生後、関係者間で示談の動きがあり、正式な社内調査が行われなかった。
   ・2023年7月に加害者(中井氏)から連絡があり、女性とは異なる認識を持っていることが判明。
   ・番組出演の継続について、当初は憶測を避けるため、継続の判断がなされた。
  (3) 社員Aの関与
   ・当初の社内調査では、社員Aが問題の食事会そのものに関与していないと判断。
   ・しかし、女性側の証言では「日々誘われていた」との指摘もあり、第三者委員会での調査が必要。
 
 4. 経営責任と体制の見直し
  (1) ガバナンスの問題
   ・人権意識の欠如と適切な社内対応ができていなかったことを認める。
   ・透明性のある調査を行うために第三者委員会を設置。
  (2) 第三者委員会の正当性
   ・記者から「第三者委員会の独立性が損なわれているのではないか」という指摘。
   ・取締役会の決定前に特定の弁護士に内諾を得ていたことが問題視される。
  (3) 新社長の方針
   ・新社長 清水健治:「信頼回復なくしてフジテレビに未来はない」
   ・企業風土の刷新を進める決意を表明。
 5. 記者からの主な質問と回答
  (1) 事件の詳細について
   質問:「事件には薬物などが関係している可能性があるのか?」
   回答:「そのような話は聞いたことがない」
   質問:「人権侵害とあるが、具体的にはどのような問題か?」
   回答:「プライベートな出来事の中で女性がどう感じたかを含めて人権侵害の疑いがあると認識」
  (2) 冷えた取締役相談役の責任
   質問:「なぜ冷えた氏(元会長・取締役相談役)が会見に出てこないのか?」
   回答:「フジテレビの問題であり、現経営陣で対応している」
   記者指摘:「長年のトップであり、責任があるはずでは?」
  (3) フジテレビの企業文化
   質問:「フジテレビでは女性アナウンサーが意に沿わぬ形で会食に誘われることがあったのか?」
   回答:「公式な場の会食はあったが、個々の意思を尊重できていたかは疑問が残る」
   質問:「社内で女性を会食に誘う風土は、企業文化の問題ではないか?」
   回答:「そのような問題意識を持ち、企業風土の改革に取り組む」
 6. 今後の対応
  ・第三者委員会による調査(2024年3月末までに報告予定)
  ・企業文化の見直し
   ・社内ガバナンスの強化
   ・人権意識の向上
   ・透明性のある情報開示
 
 記者会見では、フジテレビの経営陣が事件の対応の不備を認め、辞任と第三者委員会の設置を発表しました。しかし、記者からの追及に対し、一部の対応には不透明な部分が残ることが指摘されました。

かなり、上手くまとめてくれているように思います。
与えた情報は、音声をテキストに変換しているものの、音声認識の誤りの部分もありますが、それでも、適当に解釈している印象があります。

さらに続けて次の質問を行ってみました。

再質問:
 各まとめをもう少し詳しく整理してもう一度まとめ直してください。

返ってきた回答は次のようなものでした。

応答:
 以下、記者会見の要点をより詳細に整理し、各話題ごとに論点と対話内容をまとめました。
 
 フジテレビ記者会見の詳細まとめ
 
 1. 記者会見の概要
  (1) 記者会見の目的
   ・フジテレビに関連する重大な人権侵害の疑いが報道され、それに関する経営陣の説明と対応策の発表を目的とした会見。
  (2) 会見の進行
   ・登壇者
    ・フジメディアホールディングス
     ・代表取締役社長 兼光修
    ・フジテレビジョン
     ・代表取締役会長 加納修司
     ・代表取締役社長 港浩一
     ・取締役副会長 遠藤龍之介
    ・司会:広報局の上野
   ・映像配信について
    ・会見の冒頭部分は生配信可能だが、質疑応答はプライバシー保護のため10分のディレイ配信とする。
    ・プライバシー保護を最優先するため、個人を特定するような質問や人権侵害にあたる発言は控えるように要請。
 
 2. 事案の経緯と謝罪
  (1) 事件の概要
   ・2020年6月に特定の女性への人権侵害が発生した疑い。
   ・女性は「公にせず、仕事に復帰したい」と希望していたため、情報管理を厳重に行っていた。
   ・2023年6月に社内の一部社員が事件を把握。以降、医師の指導のもとで女性の心身のケアを優先した対応を進めた。
   ・しかし、2023年7月に中井氏(加害者とされる人物)からの連絡により、当事者間で異なる認識があることが判明。
  (2) 経営陣の謝罪と辞任
    ・加納修司(フジテレビ会長)辞任
    ・港浩一(フジテレビ社長)辞任
    ・辞任の理由
     ・事件の対応に問題があったことを認める。
     ・企業ガバナンスが機能していなかった責任を取るため。
 
 3. 問題の対応と検証
  (1) 女性への対応
   ・2023年6月:ある社員が女性と話をし、事件を認識。
   ・女性の意思を尊重し、情報を極めて限定的に管理。
   ・医師の指導のもと、体調の回復を最優先に対応。
   ・しかし、女性の仕事復帰が叶わず、会社の対応に深い失望を抱かせてしまったと認める。
  (2) 中井氏(加害者とされる人物)の対応
   ・事件発覚後、社内での正式な調査が行われなかった。
   ・2023年7月に中井氏が「女性とは異なる認識を持っている」と社内に報告。
   ・しかし、当事者同士の示談の動きがあったこともあり、調査を躊躇した。
   ・番組「松本・中井」は2023年4月にスタートしており、突然の終了による憶測を避けるために番組出演を継続。
   ・2024年1月、共演者の松本人志が芸能活動を休止したことで、番組の終了機会があったにも関わらず、中井氏の出演を継続。
  (3) 社員Aの関与
   ・当初の社内調査結果
    ・社員Aは問題の食事会には関与していないと判断。
    ・通信履歴の確認などを行い、関与の証拠は見つからず。
   ・記者の指摘
    ・女性側の証言では「日々誘われていた」。
    ・その延長線上で事件が発生した可能性があり、企業文化の問題ではないか?
   ・対応策
    ・さらなる調査を第三者委員会に委ねる。
 
 4. 経営責任と体制の見直し
  (1) フジテレビのガバナンス問題
   ・記者の指摘
    ・人権意識が欠如しており、適切な社内対応ができなかった。
    ・透明性のある調査を行う必要がある。
   ・フジテレビの対応
    ・第三者委員会を設置し、外部の弁護士による調査を開始。
  (2) 第三者委員会の独立性に関する疑問
   ・記者の追及
    ・取締役会の決定前に特定の弁護士に内諾を得ていたのではないか?
    ・第三者委員会の独立性が損なわれている可能性。
    ・日本弁護士連合会のガイドラインに準拠しているとされているが、プロセスに問題があるのでは?
   ・フジテレビ側の回答
    ・「独立性は確保されている」
    ・「過去の取引関係のない弁護士を選定」
    ・「取締役会決議前の打診は、緊急性を考慮した対応」
  (3) 新社長 清水健治の方針
   ・「信頼回復なくしてフジテレビに未来はない」
   ・企業風土の刷新を進める決意を表明。
 
 5. 記者からの主な質問と回答
  (1) 事件の詳細
   ・質問:「事件には薬物などが関係している可能性があるのか?」
   ・回答:「そのような話は聞いたことがない」
   ・質問:「人権侵害の具体的な内容は?」
   ・回答:「女性がどのような状況にあったかを含めて調査中」
  (2) 冷えた取締役相談役の責任
   ・質問:「なぜ冷えた氏が会見に出てこないのか?」
   ・回答:「フジテレビの問題であり、現経営陣で対応している」
   ・記者指摘:「長年のトップであり、責任があるはずでは?」
  (3) フジテレビの企業文化
   ・質問:「女性アナウンサーが意に沿わぬ形で会食に誘われることがあったのか?」
   ・回答:「公式な場での会食はあったが、個々の意思を尊重できていたかは疑問」
   ・質問:「社内で女性を会食に誘う風土は、企業文化の問題ではないか?」
   ・回答:「そのような問題意識を持ち、企業風土の改革に取り組む」
 
 6. 今後の対応
  ・第三者委員会による調査(2024年3月末までに報告予定)
  ・企業文化の見直し
   ・社内ガバナンスの強化
   ・人権意識の向上
   ・透明性のある情報開示
 
 総括
  フジテレビの経営陣は事件の対応の不備を認め、辞任と第三者委員会の設置を発表しました。しかし、記者からの追及に対し、依然として不透明な部分が残ることが指摘されており、今後の調査と経営改革の実行が求められています。

AIモデルの違いはどうでしょう?

ChatGPT-4oは、OpenAI GPT-4ベースのLLMを使用したサービスです。LLMに渡す前にどのような処理やプロンプトが内在しているのか非公開であるため、詳細はわかりませんが、かなりいい感じに動いているようです。

参考までに、オリジナルのChatGPT-4では、同じ問いに対して、次のような回答を得ました。

ChatGPT 4:

質問:
 貼付のテキストは、記者会見の対話を記録したものです。
 このテキストから、記者会見の要点を話題項目毎に論点と対話をまとめてください。

応答:
 記者会見の要点を話題項目ごとにまとめたものは以下の通りです:
 
 会見の進行と映像配信
  ・映像配信は当初10分間のリレーで予定されていたが、質疑応答から開始することに変更された。プライバシー保護を理由に、会見の映像・音声は10分間リレーで行われることが決定された​。
 
 参加者の紹介と役割
  ・フジメディアホールディングスとフジテレビジョンの主要な役員が紹介された。会見はプライバシーを考慮しながらオープンな形式で実施されると説明された​。
 
 人権問題と謝罪
  ・加納修司会長が人権意識の不足を認め、関係者および視聴者への謝罪を行い、代表取締役会長および社長の辞任を発表した​。
 
 再発防止と取り組み
  ・事態の再発防止と信頼回復に向けて、体制の刷新を目指すと述べられた。また、第三者委員会の設置が決議され、透明性と信頼性の向上が図られることが説明された​。
 
 社内対応と情報共有
  ・社内での必要な報告や連携が適切に行われなかった点が指摘され、この問題を解決するための措置が講じられていることが報告された​。
 
 質疑応答
  ・記者からの質問に対して、フジテレビジョンの役員が回答を行い、会見はプライバシーを尊重しつつ進行された。質問は個人の特定につながる内容を避けるよう要請された​。
 
 これらの情報に基づいて、記者会見での主要な話題とそれに関連する論点がまとめられています。さらに詳細な情報が必要な場合は、追加で文書を検索することも可能です。


再質問:
 各まとめをもう少し詳しく整理してもう一度まとめ直してください。

応答:
 記者会見の要点をより詳細に整理したものは以下の通りです:
 
 会見の進行と映像配信についての変更
  ・会見の映像配信は当初10分間のリレーで予定されていたが、直前に変更され、質疑応答のみ10分間リレーとすることが決定された。これはプライバシー保護を最優先に考慮した結果であり、化粧室の場所も案内された​。
 
 出席者の紹介と役割説明
  ・会見にはフジメディアホールディングスの代表取締役会長加納修司やフジテレビジョンの代表取締役社長港浩一などが出席。会見はオープンな形式で行われ、広報局の上野が説明を担当した​。
 
 人権問題に対する謝罪と辞任の発表
  ・加納会長は人権に対する意識の不足を認め、視聴者、広告主、株主など多くの関係者に謝罪。この問題に対する経営者としての責任を取り、加納会長と港社長は辞任を発表した​。
 
 再発防止策と取り組み
  会見ではフジテレビジョンとしての信頼回復を最優先とし、全面的な協力と風土の刷新、再発防止策の徹底が強調された。第三者委員会の設置が決議され、客観的で独立した調査が行われることが確認された​。
 
 社内での対応不足と情報共有の問題
  ・会見で社内での必要な報告や連携が適切に行われなかったと指摘され、特に人権への認識不足やガバナンスの問題が深刻であったと認識された。これに対してフジテレビジョンは内部の対応強化を図っている​。
 
 質疑応答の進行
  ・質疑応答では記者からの質問に対し、フジテレビジョンの役員が回答。質問はプライバシー保護を考慮し、個人の特定につながる内容を避けるように求められた。質問は簡潔に、そして公平に行われるよう進行された​。
 
 これらの情報を基に、記者会見で扱われた主要な論点がより詳細に整理されました。

やはり、ChatGPT-4oの方がうまくまとめているように見えます。
ちなみに、ChatGPTは高速軽量版のminiでは、テキスト情報を添付できませんので、評価できません。

では、Google Geminiではどうでしょうか?
Meta社のLlamaでは、国産のFugakuでは、最近話題のDeepSeekでは。。。
LLMが公開されている場合は、ローカル環境で、同じように添付ファイルで記者会見の情報を渡し、同じプロンプトで、どのような回答がえられるのかを比較することができます。

しかし、ChatGPTのようなサービスとの比較は条件もことなるので、難しいとは思いますが、公開LLMをいくつか試して見ましょう。

DeepSeek v3 Service

最近話題のDeepSeek v3サービスを同様に試して見ました。
DeepSeekのサービスでは、添付テキストのサイズに上限があるようで、全部を読込んでいないような警告が出ましたが、なんとかまとめを作ってくれてました。
※DeepSeekの特徴として、思考中に質問の意図をどのように捉えて推論しているかの過程を見ることができます。
これは、面白い特徴です。

質問:
 貼付のテキストは、記者会見の対話を記録したものです。
 このテキストから、記者会見の要点を話題項目毎に論点と対話をまとめてください。

 ※Length limit reached. DeepSeek can only read the first 40%.
 この警告が表示され、回答を得ています。テキストファイルの上限の制約があることに注意してください。

応答:
 以下は、記者会見の要点を話題項目ごとにまとめたものです。
 
 1. 記者会見の形式とプライバシー保護
  ・論点: 前回の記者会見がオープンでなかったことに対する批判と、今回の会見形式について。
  ・対話:
   ・前回の会見がオープンでなかった理由は、女性のプライバシー保護を最優先に考えたため。しかし、その形式がメディアの信頼性を損なったと反省。
   ・今回の会見は、プライバシー保護を重視しつつ、よりオープンな形で実施。質疑応答は10分間のディレーを設け、個人の特定につながる質問は控えるよう要請。
 2. 加納会長と港社長の辞任
  ・論点: 加納会長と港社長が辞任に至った経緯と責任の所在。
  ・対話:
   ・加納会長と港社長は、今回の事態に対する経営責任を痛感し、辞任を決意。特に、女性への対応や社内のガバナンスの問題が指摘された。
   ・加納会長は、事案が自身のところに報告された後、最善の方針を立てて進めたが、結果的に適切な対応ができなかったと反省。
 3. 第三者委員会の設置
  ・論点: 第三者委員会の設置理由とその透明性・独立性について。
  ・対話:
   ・第三者委員会は、社内調査では客観性に欠けると判断し、独立した弁護士による調査を実施。日本弁護士連合会のガイドラインに準拠している。
   ・第三者委員会の調査結果は3月末を目途に公表される予定。調査範囲は本件だけでなく、類似の事案も含まれる。
 4. 女性への対応と中井氏の扱い
  ・論点: 女性への対応と中井氏の番組起用に関する判断。
  ・対話:
   ・女性は「公にならずに仕事に復帰したい」という意向があり、その意思を尊重し、情報を極めて機密に扱った。しかし、結果的に女性の希望が叶わなかった。
   ・中井氏の番組起用については、女性の心身の状態を考慮し、番組を急に終了することで憶測を呼ぶことを懸念し、継続した。しかし、その判断が適切だったかは第三者委員会に委ねる。
 5. 社員Aの関与
  ・論点: 社員Aが中井氏と女性の関係に関与していたかどうか。
  ・対話:
   ・社員Aは特定の日の食事会には関与していないと判断。しかし、その前後の出来事については第三者委員会で調査する。
   ・社員Aに対する聞き取りは複数回行われ、通信履歴も確認されたが、関与を示す証拠は見つからなかった。
 6. 企業風土と再発防止策
  ・論点: フジテレビの企業風土と今後の再発防止策について。
  ・対話:
   ・過去の企業風土が問題視され、特に女性アナウンサーや社員に対する扱いが批判された。今後は、人権意識を高め、再発防止策を徹底する。
   ・具体的な再発防止策として、会食のルール設定、人権研修の徹底、若手社員による改革プランの策定などが検討されている。
 7. スポンサーと広告主への影響
  ・論点: 今回の事態がスポンサーや広告主に与えた影響と対応。
  ・対話:
   ・70社以上のスポンサーがCMの差し替えを要求。広告収入への影響はまだ精査中だが、大きな打撃が予想される。
   ・スポンサーからの声は「一刻も早く信頼回復を」というものが多く、フジテレビはその要請に応えるべく努力中。
 8. 稗田相談役の責任
  ・論点: 稗田相談役の責任と今後の対応。
  ・対話:
   ・稗田相談役は今回の事案に直接関与していないとされるが、企業風土の形成に大きな影響を与えたと認識。第三者委員会の調査対象となる可能性もある。
   ・稗田相談役の進退については、第三者委員会の調査結果を待って判断される。
 9. 労働組合の増加
  ・論点: 労働組合の組合員数が急激に増加した背景と今後の対応。
  ・対話:
   ・労働組合の組合員数が増加した背景には、社員の危機意識と会社への不信感がある。今後は、組合との対話を密にし、信頼回復に努める。
 10. 視聴者への対応
  ・論点: 視聴者への信頼回復と今後の対応。
  ・対話:
   ・視聴者の信頼を失ったことを重く受け止め、再発防止策を徹底し、透明性のある対応を進める。今後は、視聴者に向けた情報発信を積極的に行う。
 11. 警察との接触
  ・論点: 警察との接触や刑事的な問題の有無。
  ・対話:
   ・警察からの接触はなく、フジテレビからも警察への相談は行っていない。刑事的な問題については、第三者委員会の調査を待つ。
 12. 海外投資家の反応
  ・論点: 海外投資家からの反応と対応。
  ・対話:
   ・海外投資家からの要請は参考にしているが、それだけで判断したわけではない。第三者委員会の設置や辞任は自らの意思で決定した。
 13. 社外取締役の独立性
  ・論点: 社外取締役の独立性と監督機能について。
  ・対話:
   ・社外取締役の独立性は確保されていると認識。ただし、毎年体制を見直し、改善を図る。
 14. 中井氏の引退
  ・論点: 中井氏の引退とフジテレビの対応。
  ・対話:
   ・中井氏の引退について、フジテレビからの直接の報告はない。中井氏の引退がフジテレビの会見と関連しているかは不明。
 15. 他局の女子アナウンサーへの影響
  ・論点: 他局の女子アナウンサーが中井氏の会食に同席したとの報道について。
  ・対話:
   ・そのような情報は知らず、驚いている。今後、調査が必要だと認識。
 16. 株主総会への対応
  ・論点: 今後の株主総会での対応と説明責任。
  ・対話:
   ・株主総会では、今回の事案について詳細な説明を行う予定。退任した役員も可能な限り出席し、質問に答える。
 17. 報道機関としての責任
  ・論点: 報道機関としての責任と今後の報道姿勢。
  ・対話:
   ・報道機関としての責任を重く受け止め、透明性と説明責任を果たす。今後は、フリーランスのメディアも含め、よりオープンな会見を実施する方向で検討。
 このように、記者会見では多岐にわたる話題が取り上げられ、特にプライバシー保護、第三者委員会の設置、企業風土の改革、スポンサーへの対応などが焦点となっていました。



再質問:
 各まとめをもう少し詳しく整理してもう一度まとめ直してください。

応答:
 服务器繁忙,请稍后再试。

 ※これ以上は回答を得られません。
  ちなみに、「サーバーがビジー状態です。しばらくしてからもう一度お試しください。」という事でしたが、何度やってもここまででした。

DeepSeek R1 Distill Qwen 32B Japanese(LM Studio)

DeepSeekサービスが、テキストファイルを添付するには、サイズ制約があるようなので、LM StudioにDeepSeek-R1-Distill-Qwen-32B-Japanese-ggufを使って、同様のことを行ってみました。
※DeepSeekの特徴として、思考中に質問の意図をどのように捉えて推論しているかの過程を見ることができます。
これは、面白い特徴です。

質問:
 貼付のテキストは、記者会見の対話を記録したものです。
 このテキストから、記者会見の要点を話題項目毎に論点と対話をまとめてください。


応答:
 以下のように記者会見の主な話題と対応する論点・対話を整理しました:
 
 1. 質問方法と対応策
  (Citation 1)
 
   ・記者側の苦慮:
    「質問を書かせる」形式での会見が、特定個人への反発を引き起こす可能性があるとの指摘。
   ・企業側の対応:
    会見の背景に特殊性があり、質問方法の制約が不可欠な理由を説明。
 
 2. 調査プロセスの透明性
  (Citation 2)
 
   ・記者側の追及:
    第三者委員会の調査手法が非公開な点への疑問。
    「過去の事例で手法を暴露した場合、対象者が構えるリスクがある」との企業側回答。
   ・企業側の説明:
   ・3月末に最終報告と会見を開催する方針(※2024年当時は未調査)
   ・調査委員会の手法は原則公開しない慣例を強調。

 3. 第三者委員会の役割
  (Citation 2)
   ・記者側の要望:
    「第三者委員会への直接説明機会」がないことを指摘。
   ・企業側の反応:
    「調査完了後のみ会見を開く」姿勢を示し、追加機会はないとの方針。
 
 4. コンプライアンス対応
  (Citation 3)
 
   ・記者側の質問:
    会見前のコンプライアンス室との意思決定プロセス。
   ・企業側の回答:
    大案件ではチームで意思決定し、コンプライアンス担当者が意見を反映させる体制と説明。
 
 総括
  記者側は「質問方法」「調査透明性」「第三者委員会」「コンプライアンス」の4点に焦点を当てた一方、企業側は「過去事例のリスク」「最終報告との連動」「慣行に基づく非公開化」を根拠に説明。
  特に「質問の制約理由」や「手法非開示の正当性」が核心的な対立点でした。


再質問:
 各まとめをもう少し詳しく整理してもう一度まとめ直してください。

応答:
 以下のように、各話題項目をより詳細に分類・分析しました:
 
 1. 回答制限のルール設定
  (Citation 1)
 
  ・記者側の質問核心:
   「発言権の存在」「髪が待ちきた(?原文不明)」「訂正内容」について特定情報を求める。
  ・企業側の姿勢:
  ・「回答不能」を繰り返し、情報開示を拒否。
  ・「我々が言うべきことではない」という規範意識を強調(※意図的不透明化戦略)。
 
 2. 放送免許の特殊性とガバナンス
  (Citation 2)
 
  ・記者側の指摘:
   「放送免許の公益性」「フジテレビの事例」「平和相談役との関係」を絡めた批判的質問。
  ・企業側の解釈:
  ・放送免許は「公的意味」を持つため、経営判断に緩みが生じる可能性(※メディア特性の課題)。
  ・具体的な論点整理を試みつつも、詳細な対応方針を明示せず。
 
 3. 放送収入構造の非公開化
  (Citation 3)
 
  ・記者側の要望:
   「放送収入の差し伸べ比率」「事業構成比」を開示要求。
  ・企業側の回答:
  ・「精査中」という曖昧な返答を繰り返す。
  ・具体的な数値開示を拒否する「非公表政策」が明確に示される。
 
 総括分析
  ・情報公開の境界線:
    企業側は「公益性」「倫理的規範」という名目で回答制限を正当化。
   「精査中」や「答えない」が代替手段として機能し、メディアとの対話を支配している。
  ・放送事業の特殊性:
    放送免許に起因するガバナンス課題(※他企業とは異なる経営圧力)を暗黙的に示唆。
  ・数値データの管理戦略:
    放送収入構造の詳細開示拒否は、利益相反や内部事情隠蔽の可能性を匂わせる。
 
 改善提案
  ・記者側:「公益性」論点に着目し、放送免許と経営判断の関係性を追及する。
  ・企業側:回答不能の根拠(例:法的義務/競業秘密)を明文化することで透明性向上を図る。

Meta Llama 3.1 8B Instruct

LLMをLM Studioで稼働させて、同じことを試して見ました。
しかし、期待したような理解になりませんでした。
貼付テキストが、誤認識や同音異文字も多数あったり、音声のテキスト化が、機械的に分割した音を認識させているので、複数ブロックに跨るところは、文章としてつながりがない場合もあることも影響しているのかもしれません。
あくまで、参考程度にご覧ください。

会議の内容を以下のように追加で整理します。

背景と問題

会計に関する特定の問題が存在し、多くの人が反発する個人を特定できる可能性がある。
記者による質問は書き直されたり変更される可能性があるため、注意が必要である。
今後の展開

今まで楽曲などの社長会見が行われてきたという事実を受けて、今後どう変わるべきか検討することが必要である。
テレビ業界の会見を開いて、真剣に問題を解決したいと考えている。
第三者委員会の調査が3月末に出される予定で、その際に発行用とともに会見を行う予定である。
対応策

遠藤さんは、今後はいろんな角度から移って対応策を実行していきたいという風に思っている。
メンタルヘルスケアを最優先し、日韓の高槻氏が担当することになった。
コミュニケーション不足

コミュニケーション不足も問題であったと思われます。
夏にお会いした時は体調が予想どおりだったので、楽しい会話ができたと感じていたが、今では状況が大きく変わり、女性の気持ちが変わっているということが伝わってきています。
以上が追加で整理された内容です。

Fugaku LLM 13B Instruct

富岳を使って作成された日本語に強いとされるLLMをLM Studioで稼働させて、同じことを試して見ました。
しかし、期待したような理解になりませんでした。
貼付テキストが、誤認識や同音異文字も多数あったり、音声のテキスト化が、機械的に分割した音を認識させているので、複数ブロックに跨るところは、文章としてつながりがない場合もあることも影響しているのかもしれません。
あくまで、参考程度にご覧ください。

1.「会計の内容は特殊なものではなく、テーマとして扱いたい。会見の背景には若干の特殊性がある。どういう背景のものであれば、こういった人々の反発につながりかねない個人を特定するような質問の仕方を、記者たちが避けるような記事を書くべきではないだろう」。

この引用は、会計スキャンダルに関する記者会見での発言を要約したものです。内容は簡潔で明瞭である。重要な点は以下の通りである:

会計の内容は一般的なテーマではなく、個人を特定する可能性があるということ。
記者たちが個人を特定するような質問の仕方を避けていると指摘した。
この発言から、記者会見には何か特殊な背景があり、それが人々の反発につながりかねない個人の特定につながる可能性があることが示唆されている。
これらの点を踏まえて、次の引用に答えたい:

2.「そして今までがそのような形で行われてきたということも承知しております。そしてそれが今後どのように変わるべきかということは、大変大きなサービスをいただいたと考えております。ですので、今後これについては真剣に検討させていただきたいと思っております。おそらく私だけでなく、今日の会見に参加されている皆さんも同じように感じていらっしゃると思いますので、ぜひ前向きでオープンな会見にしていただいて、テレビ業界を他局も含めてそのような形になるためのきっかけにしていただきたいと思います。方針については、ぜひ明確な指針を示していただきたいと思います"

この引用は、記者会見での別の発言を要約したものです。前の引用と似ていますが、より詳細で簡潔です。重要な点は以下の通りである:

ジャニーズ事務所が過去に曲に関する会見をこのような形で行ってきたことを認めた。
これが今後どのように変わるべきかという質問に対して、大きな支援を受けていると答えた。
この発言から、ジャニーズ事務所は現在の記者会見の形式を肯定的にとらえており、それをテレビ業界や他のメディアも取り入れることができるようにしたいと考えていることが示唆されている。
これらの点を踏まえて、3つ目の引用に答えたい:

3.「あの 第三者委員会の先生方に直接ご説明を伺いたかった部分もあります。ジャニーズ事務所の清華大学問題では、再発防止特別チーム自体が会見を開き、説明する機会もあった。そのような会見は今後予定されているのでしょうか?現在の段階では、最終的な調査結果が3月末に発表されると同時に会見が開かれるということです。非常に重要な調査になると聞いておりますので、どのような方法で調査されるのかなど、その辺りを補足時に詳しくお聞きしたいと思います。また、会社からこのような働きかけがある予定はありますか?今のところ、そのような予定はないと聞いています。私もこの第三者委員会に携わるのは初めてなので、他の例を調べたり、本を読んだりしました。調査委員会というのは、通常、調査手法は明かさず、調査対象者がその方法を知った上で構えたり、真実の調査ができなくなるのを避けるためだと理解しています。その手法について今おっしゃったことに留意しながら、慎重に検討したいと思います"

この引用は、第三者委員会に関する別の発言を要約したものである。前の2つの引用と似ているが、説明的で詳細である。重要な点は以下の通りである:

ジャニーズ事務所は、再発防止特別チームと協力して調査を行った。
調査委員会には通常、調査手法を明かすべきではなく、調査対象者がその方法を知っている場合、真実の調査ができなくなる可能性があるという考え方である。この引用はそれを強調している。
この発言から、ジャニーズ事務所は現在の第三者委員会の形式に満足しており、それをテレビ業界や他のメディアでも採用できるようにしたいと考えていることが示唆される。
これらの引用には類似点があるが、すべての引用に共通する重要なテーマは、記者会見の背景となる特殊性であり、それが個人を特定しうる質問につながる可能性があるということである。ジャニーズ事務所のケースでは、この問題を解決するために、会見をよりオープンで参加型のものにしたり、メディアに対して第三者委員会からの調査手法に関する情報提供について働きかけたりすることができるかもしれない。これらの引用は、メディアとの会見のやり方を改善する方法について、何らかの洞察を与えてくれるはずである。

最後に

今回は、フジテレビの記者会見を題材に、LLMサービスや公開LLMを使いローカル環境で、記者会見という対話がどのような内容であったのか、これをAIを使い、どの程度まとめられるのかを試して見ました。
公開されているLLMの評価を目的にしていましたが、LLMへのプロンプトの与え方など考慮すべき点があることは承知していますが、思ったほど使えませんでした。
原因は、プロンプトの問題のようで、10時間もの対話テキストを直接LLMへ与えると、全体から一部の情報を使いまとめているように見えます。
実際に、プロンプトを変えると回答精度も向上してきます。
このあたりは、プロンプトの書き方しだいということで、今回の評価のような単純なプロンプトで処理を行うLM Studioでは期待していることが伝わらないということのようです。

それに比べて、ChatGPTなどのサービスは、内部のプロンプトやプレ処理などを含めて提供されていることが精度向上に寄与していると考えられます。
そういう意味で、DeepSeekは、サービスでないLLMにおいても、処理がうまく機能するような作りになっているように思います。

いずれにして、今回は、LLMで長時間の対話を整理することができるかの実験を行い、LLMが使えるという印象を得ました。
みなさんの参考になれば幸いです。