Mac/Windows並列開発環境を整備しました
TanaKafeWorksの開発環境に、Mac miniが加わり、WindowsとMacを使うようになると、机の上が何かと手狭になります。
元々、Windows PCは2台で、4Kモニタを3枚並べていました。
しかし、WindowsとMacではこれは使えません。
そこに、Mac miniが開発機材として加わり、使い始めましたが、Windowsを使う時と、Macを使う時で、少し姿勢を変えなければなりません。
作業のベストポジションでできなくなりました。
困りました。ということで、開発作業のベストポジションを得られるように、開発環境を整備してみました。
これが、本当に快適だったので、Windows/Mac併用の方の参考になればと思い、レポートします。
開発環境
Windows操作はだけで開発していた時は、操作は、Logicool M590マウスとLogicool K370sの1組を使っていました。
これらのデバイスは、Bluetoothで、複数のPCに接続でき、デバイスの切り替えスイッチを使う事で、PCを切替えができます。
ただ、Windowsだけなら、1セットのマウスとキーボードを1台のWindows PCに接続し、Microsoft純正のMouse without Boarderを使えば、PC間でマウス・キーボードを共有できるので、マルチデバイス接続可能である必要はありません。
しかも、私の使い方は、Windows PCは2台でしたが、1台のサブ機は実験用なので、通常は、リモートデスクトップで、メイン開発機から操作していました。
ということで、モニタ3台は、Windowsメイン開発機が占有し、つぎのように、モニタアームで3つのモニタを並べて配置しています。
ちなみに、モニタアームで、3台並べると、微妙にモニタがずれて、隙間ができて、違和感があり、改善のため、「スクリーンコネクター 『screenbuddy(スクリーンボディー)』」」 」を使用して、モニタを簡単に合わせられるようにしています。
少し高いですが、使い心地はいいでので、お勧めします。
リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B09MBYXVF8?ref=ppx_yo2ov_dt_b_fed_asin_title
Logicool Flow
さて、本題の作業姿勢を改善するために、Windows/Mac最近のどちらの作業も、モニタを見る頭の向き以外は、同じ姿勢のマウスとキー操作を目標にします。
最近のワイヤレスキーボードやマウスには、複数のPCにペアリングを行い、スイッチで簡単に切替えるものがあります。
しかし、PCを切替えるたび、マウスとキーボードを切替えるというのは、作業効率も下がり、作業ストレスが高くなります。
実際に、Mac miniを購入し、Apple Magic Keyboard/Magic Mouseも購入はしましたが、効率は上がりません。
元々、Windows PCに使っていた、Logicoolマルチデバイス対応のマウスとキーボードで、Logicool Flow/Easy-Switchが使えるので、それを使う方向で検討していました。
Logicool Flowの機能は、WindowsとMac間でマウスを共有でき、Easy-Switchのキーボードであれば、マウスがOSを跨いで移動した場合、キーボードも自動的に切替えてくれます。
これを使えば、Windows/Mac併用の私にとって快適な開発ライフとなりそうで、その方向で考えていました。
ただ、少し前に、トラックボールを使い始め、これがことのほか、手首への負担が軽減されることを実感しました。
しかし、トラックボールを購入する時、Mac miniを購入を想定していなかったので、マルチデバイスに対応していない、Logicool ERGO MS575SPdを買ってしまっていたのです。
これは大失敗で、結局、Logicool MX Ergo Sを購入することにしました。
これで、Wndows/Macともにトラックボールで操作できる環境が整いました。
キーボードは、もともと持っていた、Logicool K370sでもよかったのですが、数年使っていて、キートップも剥がれてきていたので、ここで、新しいものに買い替えようと、Logicool KX800sPG (MX Keys S)を購入しました。
Logicool Flowの使い方
今回のLogicool Flowを使うために、Windows/Macそれぞれに、Logi Options+ というアプリをインストールします。
これをインストールし、Windows/Macそれぞれで、キーボード/マウス(トラックボール)をペアリングします。
この時、キーボード/マウスそれぞれペアリングするチャンネルを分けておきます。
次に、Logicool Flowを有効にするため、Logi Options+ を起動します。
ペアリング済なので、マウス(トラックボール)とキーボードが、アプリの画面に表示されます。
次に、マウス(トラックボール)を選択します。
左メニューの[Flow]を選択します。
画面上の、[Flow]を有効にします。
この画面は、既にFlow設定済ですが、画面上のFlowを有効にすると、Flowが有効になります。
Windows/Macどちらかで設定すれば、Flow設定は共有されます。
これで、マウス(トラックボール)の連携は有効になります。
続いて、キーボードの連携を行います。
Flow画面の上の詳細設定を開きます。
リンクキーボードを有効にして、下のキーボードリストからキーボードを選択します。
この設定も、Windows/Macどちらかで指定すると、共有されます。
これで、マウスが、OSを跨ぐと、キーボードも接続先が切り替わります。
ここで、実際に、Logicool Flowでマウスを移動で、左右のどちらにWindowsが来るのかをどの様に決めているのか、分かりませんが、どこかに説明があるかもしれません。
詳しく、Flow画面の[機能性]からサポートページを見ることができますので、参照してください。
私の場合、Ch1に、Windows,Ch2にMacをペアリングしました。
左側にWindowsを配置し、右側にMacを配置しています。
たまたまなのか、私の環境では、Windowsでマウスを移動させ、右端に到達したあと、その後移動させると、Macのデスクトップ上にマウスが移動してきます。
マウスの移動に合わせて、少しラグがありますが、キーボードも切り替わります。
気になった点は、WindowsからMacへのキーボード切り替えは安定していますが、MacからWindowsへの切替わりができないときがあります。マウスだけが切り替わり、キーボードが切り替わらないことが何度かあります。
環境を作ってみての感想
今回作成した構成:
Dell XPS8950: Windows11 Pro
Mac mini M4: Sequoia
Keyboard: Logicool KX800SPG (EASY-SWITCH対応)
TrackBall: Logicool MX Ergo S (Flow対応)
Monitor: JAANNEXT 28′ IPS 4K x 3台
一番解決したかった、開発時の姿勢は、Windows/Macどちらも、同じ姿勢でタイプ、マウス操作ができるようになりました。目的は達成って感じです。
想定外に良かった点は、Macのマウス操作についてです。Macのマウスは一つボタンで、長年Windowsを使ってきた私にとって、cmd+クリックでメニューを出すというMacの流儀は、中々なれませんが、Windowsでも使ええう2つボタンマウス(今回はトラックボールです)の右ボタンで、cmd+クリック相当の動作ができるという点です。
これは、Apple Magic Mouseではできない操作なので、せっかく購入したApple Magic Mouseは、使わないということになりました。設定で、Magic Mouseの右側を代用する設定がありましたので、出来ないそうさではありませんでした。(失礼しました)
Macを使うなら、タッチパッドが評判がよいのですが、ジェスチャー操作は、トラックボールにはできませんが、スクロールなどは、Magic Mouseで上面で指を滑らすより安定したスクロールができます。
Logi Options+で、ボタン類を様々な用途にマッピングでき、アプリ事にマッピングを登録できる機能もあるので、操作性はさらによくjなるかもしれません。
Mac miniを購入後、周辺機器を色々購入して自分なりの環境を整備できました。
はじめての環境を加えると、購入失敗の機器もありましたが、それも経験です。
みなさんの、開発環境構築の参考になれば幸いです。