ChatGPT Plusを使い始めてみて…
ChatGPTの有料版である、ChatGPT Plusを契約して使い始めました。
月間利用料が、$20と、個人として使うには、高い気もしますが、会社という組織からと離れ仕事をする場合、良きパートナーとして考えれば、人を雇うよりはるかに安くて、有能なアシスタントなのかもしれません。
今日は、ChatGPT Plusを使うきっかけと、その使ってみての感想を書いてみましょう。
ChatGPT Plusを使おうとした理由…
最近、仕事でプログラム開発を行っています。このブログでも書いたように、この春までは、従来のようにプログラムは、NETで情報を探したり、書籍を読んだりしながら、自分の知識のアウトプットとして、書いていました。
何十年と基本的に変わらぬスタイルで、以前に書いたようなロジックやコメント、確認のためのデバッグ情報の出力など、単調な作業をひたすら続けます。
もちろん、作成対象のとなるアプリケーション固有のロジックには新規性はありますが、それほど奇抜なアイデアがあるわけでありません。
「様々な機能を組合わせて、目的の機能を実現する」ということが適当なように思います。
現在では、様々機能を提供するライブラリや外部機能を組合わせて、アプリケーションを開発する時代においては、アプリケーション開発は、パズルを組合わせている作業をのものと言えます。
それなら、世の中に類似の叡知が既に存在していてもよく、類似の情報を自分でNETから探し出すくらいなら、GenerativeAIに助けてもらうほうが早い。。。。という考えに至りました。
少し前から、GitHUB Copilotを使い始め、コード生成のアシスタントとして、AIの凄さは十分感じていたので、単にコード生成だけでなく、どういう仕組みや、サンプルがあるか、そんな少し上流工程的な部分でもChatGPT(無料版)でも使い始めていたところ、最新の情報も引用しながらするには、ChatGPT Plusのプラグイン機能が有効であることを知り、契約して使うことに決めました。
プログラミングのアシスタントとしては…
プログラミングの効率を飛躍的に高めるという意味では、GitHUB Copilotがお勧めです。
年間で$100(月払いならもう少し高くなります)は必要ですが、コードにやりたいことをコメントとして、細かく書くと、そのコードを適宜出力してくれます。
おまけに、今は使わないようなコードでも、類似で準備しておくと、後々使う事になるかもしれないようなコードも出力してくれます。
プログラム中のコメントや、出力書式の統一性のあるようなコードも出力してくれます。
プログラミングの非常に単調であっても、確実にコーディングしなければならないような部分を、前後のコードを参考に、出力してくれるあたりは、コーディングの効率化には十分すぎるツールです。
GitHUB Copilotを最も効率的にするには、従来の詳細設計書の関数仕様書のようなドキュメントがきちんと作成していれば、それをCopilotに入力すると、コードが自動生成できるということになるかもしれません。
今までなら、コーディングミスということになっていた原因は、実は、設計の問題で、設計からコーディングの間にプログラマという人が介在していたことで、問題原因が、工程の問題ではなく、人の問題におきかえられ歪曲化した形で、工程の問題として解釈されていたのかもしれません。
設計のアシスタントとして…
さて、ChatGPTを設計のアシスタントについて、次のような質問をしてみました。
質問:
「ChatGPTをシステム設計のアシスタントとして利用するときの手順とその効果を説明してください。」
ChatGPTからの応答:
「ChatGPTは、システム設計の際のアシスタントとして様々な方法で使用することができます。その具体的な手順と効果について以下に説明します。
手順:
- 要件定義の支援: ChatGPTに特定の問題について説明し、それに対する解決策の提案を求めることができます。例えば、「顧客データベースを効率的に管理するためのシステムを設計したい」と問いかけると、ChatGPTはデータベースの設計やデータ管理のベストプラクティスに関する情報を提供します。
- 設計草案の作成: ChatGPTに設計の基本概念を伝えると、それに基づいて設計の草案やアイデアを提供することができます。これには、システムアーキテクチャ、データフロー、モジュール間のインタラクションなどが含まれます。
- フィードバックの取得: ChatGPTに設計案を説明し、そのフィードバックを求めることができます。これには、設計の有効性、パフォーマンスへの影響、セキュリティ上の考慮事項などが含まれます。
- 実装の支援: ChatGPTはプログラミング言語やツールに関する詳細な知識を持っているため、具体的なコードの書き方やベストプラクティスについてのアドバイスを提供することができます。
効果:
- 効率性: ChatGPTは大量の情報と知識を持っているため、問題解決のための様々なアプローチや解決策をすばやく提供することができます。これにより、設計プロセス全体が高速化します。
- 品質改善: ChatGPTはベストプラクティスや一般的なエラーについての情報を提供することができるため、これによりシステム設計の品質が向上します。
- 知識の獲得: ChatGPTは広範な知識を持っており、それを通じて開発者は新たな知識やスキルを獲得することができます。
- 問題解決: 特定の問題やエラーについてChatGPTに問い合わせることで、可能な解決策や原因を特定するのに役立ちます。
注意点として、ChatGPTはあくまでアシスタントであり、人間のエンジニアやデザイナーが最終的な判断を下すことが重要です。また、ChatGPTの知識は2021年までのものであり、それ以降の新しいテクノロジーやプラクティスについては知らないという点に注意が必要です。」
と、このようなもっともらしい返事がありました。
実際に設計フェーズでの使用したことは、まだありませんが、調査フェーズとして、無料版のChatGPTを使って、試作を行うための、コードサンプルの作成を依頼したりしながら、Web検索とは別次元で調査を行うことができました。
もちろん、提示された内容を100%信じるわけにはいきませんが、参考にすることで、理解を深めたり、考え方をりかいしたり、疑問な点があれば、Bing検索でNET情報を調べて、情報の信憑性を確認する姿勢は必要です。
なにせ、ChatGPTの知識は、2021/9ベースのようです。
最新の情報も検索しながらの応答を期待するなら、ChatGPT Plusの契約を行い、拡張機能を有効にすることをお勧めします。
ChatGPT vs ChatGPT Plus
ChatGPTは、GPT-3.5ベースですが、ChatGPT Plusにすると、GPT-4も使えるようになります。
さらに、拡張設定として、[Browse with Bing][Plugin]の機能を有効にすると、できることが増えます。
ここでは、最新の情報をBing検索しながら、応答メッセージに変化があるので、その実例をご紹介します。
【共通の質問】
「Blender 3.5のインストール方法を教えてください」この質問を行った時点で、既にBlender 3.5がリリースされていますが、ChatGPT知識のベースが2021/9では
【ChatGPTによる応答】
申し訳ありませんが、私の知識のカットオフは2021年9月であり、Blenderの最新バージョンであるBlender 3.5についての情報は持っていません。ただし、一般的な手順に基づいてBlenderのインストール方法を説明できます。
Blenderのインストール方法は、次の手順に従って行います。
- 公式ウェブサイトにアクセスして、最新バージョンのBlenderをダウンロードします。URLは「https://www.blender.org」です。
- ダウンロードしたインストーラーを実行します。インストーラーは一般的にWindowsやmacOS、Linux用のバージョンが用意されていますので、お使いのオペレーティングシステムに適したものを選択してください。
- インストーラーが実行されると、Blenderのライセンス条項に同意する必要があります。必要な情報を入力し、インストールの場所を指定します。
- インストールオプションを選択します。通常はデフォルトのオプションで問題ありませんが、必要に応じてオプションを変更することもできます。
- インストールが完了したら、Blenderが起動するかどうかを確認してください。デスクトップやスタートメニューからBlenderを起動することができます。
これらの手順に従うことで、Blenderをインストールして使用する準備が整います。ただし、Blenderの最新バージョンに関する詳細な情報を確認するために、公式ウェブサイトやBlenderコミュニティのフォーラムを参照することをおすすめします。
【ChatGPT Plus(GPT-4) + Browse with Bing】
Blender 3.5をインストールするには、以下の手順を実行してください:
- Blender公式ページにアクセスします: Blender公式ページ
- 公式ページからBlender 3.5のWindows版をダウンロードします。MacOS、Linux、またはPortable版を使用している場合は、それに適したバージョンを選択してダウンロードしてください。
- ダウンロードしたファイルを実行し、画面に従ってインストールを進めます。
- インストールが完了したら、Blenderを起動します。
また、Blenderのインストールと基本設定に関しては、追加のガイドや情報がウェブ上にも存在するかもしれません。Blender公式ドキュメントやコミュニティフォーラムをチェックすることをお勧めします。
こんな感じで、最新の情報をBing検索した結果を使い、応答を返してくれます。
これは、ChatGPT Plusの機能の一つですが、他にもPluginとして機能が提供されているので、色々試してみたいと思います。
ChatGPT Plusの今後
私は、現時点でも、ChatGPTを利用することで得られるメリットを感じられたので、無料版からPlusへの変更しましたが、まずは無料版で始めてみることをお勧めします。
もしあなたが、プログラム作成を仕事にしているなら、GitHUB Copilotの利用もお勧めします。
もちろん、所属されている会社のセキュリティポリシーの範囲内でという条件は付きますが、これからのシステム開発には、これらのAIツールはなくてはならないと思います。
注意しながら、新しいことに挑戦してみてください。
ご質問があれば、このページにコメントしてください。わかる範囲でお答えします。