ChatGPT Plusを使い始めてみると、なんといっても、Pluginsで公開されている多くの拡張機能を使ってみたくなります。
全てを試してみたいとは思いますが、その一部ですが、試してたことを、順次レポートします。

Browsing機能

ChatGPTは、2021年9月時点の情報を元に、回答を生成しているようです。
それ以降の情報を参照しようとすると、「私の知識は2021年9月までのものであり、…」というような説明で、要求にこたえられない旨の回答が返ってきます。

このような場合に、Plusで提供される、「Browse with Bing」を有効にすることで、リアルタイムにBing検索を行い、その結果を回答に反映することで、最新情報での応答を生成できます。
次の画像のチェックを入れている部分が、設定する箇所です。

情報収集として、ChatGPTを使用する場合には、Plusを使うことが必須です。
実際に、CHatGPTに「最新のGPTについて教えてください」と聞いてみましょう。
最初は、「Browse with Bingを使わない」ケースです。

【Browse with Bing = OFF】
回答：
申し訳ありませんが、私の知識は2021年9月までのものであり、それ以降のGPT（Generative Pretrained Transformer）の開発状況については情報を提供できません。私の基礎となるのはGPT-3およびその下のバージョンです。

ただし、GPT-3については以下の特徴を持つことをお伝えできます。

・GPT-3は、人工知能(AI)の研究所OpenAIによって開発されました。
・これは、大規模な言語予測モデルで、モデルが教師なしで自然言語の理解と生成を学ぶことを可能にします。
・GPT-3は、1750億のパラメーターを持つという点で、その公開時点では世界最大の言語モデルでした。パラメータとは、AIモデルが学習によって調整する内部変数のことを指します。
・その強力な生成能力により、文章作成、翻訳、質問応答など多くのNLPタスクをパフォーマンス良く遂行できます。

それ以降のGPTのバージョンや詳細な開発状況については、OpenAIの公式ウェブサイトや公式発表をご覧ください。


【Browse with Bing = ON】
回答：
OpenAIが開発した最新のGPTモデルはGPT-4です。これは2023年3月14日に公開されました。

GPT-4の主な進化点は次の通りです：

画像の理解: GPT-4はテキストだけでなく、画像プロンプトも処理することができる「マルチモーダル」能力を持っています。これにより、チャットボットは画像について説明し、その画像の文脈を捉えて理解することができます。ただし、画像そのものを生成することはできません。

高い精度: GPT-4は、ユーザーのクエリに対してより正確な回答を提供できるようになりました。OpenAIは、GPT-4がGPT-3.5と比較して、事実に基づいた回答を出す可能性が40％高くなったと述べており、GPT-4はGPT-3.5よりも高度な推論能力を持っているとされています。

また、OpenAIのCEOであるSam Altmanは、GPT-4はアメリカの司法試験に合格するレベルであり、AP（Advanced Placement: アメリカの大学入試試験）のいくつかの科目で高得点を取ることができると述べています。

さらに、GPT-4は「ChatGPT Plus」という有料版を契約しているユーザーに利用でき、APIへのアクセスはOpenAIのウェイティングリストに載っていた限られた開発者にのみ許可されています。また、Microsoftの検索エンジン「Bing」はGPT-4を使用してAIを強化しているとされています。

これらの情報は、GPT-4の公開時に報道されたものです。将来的にはさらなる進化や機能が追加される可能性があります。

Webサイトの要約

Browse with Bingの機能というわけではないですが、Webサイトの要約に使えるPluginもあります。
Browse with Bingを使うと、Bing検索で対象のURLから、情報を取得して、その結果を使い、かいとうを生成するという動作の応用として、「以下のサイトを要約して」と指示を与えると、サイトの要約を作成してくれます。

実際に、CHatGPTに「以下のサイトを要約してください。https://www.tanakafeworks.com」と聞いてみましょう。
実際のTanaKafeWorksのサイトを要約してもらいました。

【Browse with Bingによる回答】
TanaKafeWorksは、2022年7月25日にオープンしたウェブサイトで、「新しいフロンティアへの入口」とされています。サイトは、AIに関連するトピックに焦点を当てており、特にChatGPTに関する情報や経験についての記事が掲載されています。また、VR/MR技術やGenerative AIなどの最新の技術トレンドについても取り上げられています。

2023年4月1日に、TanaKafeWorksは個人事業として事業登録されました。これは、TanaKafeWorksがオープンしてから9か月経った時点で、活動を継続するためのコストを賄うことを考慮した結果です。

TanaKafeWorksの連絡先情報は以下の通りです:

住所: 兵庫県豊岡市
Eメール: info@tanakafeworks.com
運営時間: 平日 10:00〜16:00、休日は土曜、日曜、祝祭日

休業日: 毎週月曜、第2 & 第4火曜日​。

とこんな感じで、要約してくれます。
いかがでしょうか。

ちなみに、「WebPilot」というPluginもあります。
参考として、同じ質問を試してしてみました。

【WebPilotによる回答】
TanaKafeWorksのウェブサイトは、「一緒に考えよう！」をモットーにしています。このサイトは、2022年7月25日以降に活動を開始しており、AIやテクノロジーに関連するブログ記事を掲載しています。記事の中には、ChatGPT Plusの使用経験や、MetaとAppleから新しいVR/MR向けのゴーグルが発表されたこと、OpenAIのAPIを使った対話BOTの体験などが含まれています。また、TanaKafeWorksは2023年に事業登録を行い、個人事業として活動しているようです。連絡先の情報として、Eメールアドレスが提供されており、運営時間は平日の10:00〜16:00、休日は土曜、日曜、祝祭日となっています。

考えるべき点：
テクノロジーの進化: TanaKafeWorksは新しいテクノロジーに焦点を当てている。これは、私たちがどのようにテクノロジーを活用し、日常生活に組み込むかについて考えるきっかけとなる。
コミュニティとの関わり: サイトは「一緒に考えよう」というスローガンを掲げている。これは、知識を共有し、コミュニティと協力して問題を解決する重要性を示している。
個人事業の可能性: TanaKafeWorksが個人事業として登録されていることは、個人が自分の情熱や興味を追求し、ビジネスを築くことの可能性を示している。

いかかがですか？確かにサイトに記載されたことを、漏れなく書こうとしているようです。

私としては、「WebPilot」より「Browse with Bing」のほうが好きです。
要約のフォーカスなど、質問の書き方でも代わってくるので、一概のどうとは言えません。
一つ言えることは、「Browse with Bing」機能が、Bing検索を行い、その検索結果を取込んで、回答を生成するという動きを理解すると、応用がききそうに思います。