AI対話は応答が速いことが全てなのか。。。

ChatGPTの話題が、毎日のようにマスコミでも流れています。
自然な対話を、だれでも簡単に利用できるようになってきました。
既に、システムに組み込まれているものもあるようです。

AIとの対話は、「いかに早く」、「正しい」ことが求められているように思います。
そんなある日、私は、毎日使っている機械が突然動かなくなり、本当に困ったことになりました。
その機械は、保証期間は当然切れており、さらに、補修部品もなくても仕方ないという状況で、メーカーの修理窓口に連絡してみましたが、「もう部品もないので、新しいものを購入していただくしかありません。」と回答を受取りました。

機械のカバーを外し、中を覗いてみて、問題個所を自分なりに特定できました。
その部品だけでも、調達できれば、修理できそうなので、探してみましたが見つけることができませんでした。。。

メーカー技術サポートに相談してみると…


修理窓口では、部品はないという事でしたが、諦めきれず、メーカーの技術サポート用のチャットに相談してみました。
すると、「部品を探してみますので、少し時間をください」と、まるで天使からの声にきこえました。
数日後、返事があり「部品は見つかりました。部品を提供もできますし、工場での修理もできます。」と、天にも昇るような心地になり。部品を提供してもらえることになりました。

この対話で思ったこと…


機械が本当に治るかどうかはともかく、このメーカーとの対話で、ふと思ったことがあります。
最初のメーカー修理窓口の回答は、サポート期限を超えている場合は、新しい物の購入を勧めるといことで、間違っていないと思います。
待たせても、良い答えができないかもしれないですし。。。
なんとなく、AIと対話している場合のように、素早く応答を返しているという印象に近いです。

メーカー技術サポートとの対話では、少し時間はかかっても、出来るだけのことはやってみましょう!という印象を受けます。
「溺れる人は藁をもつかむ」な状況では、この対応に救われました。
今回は、良い結果になりましたが、仮に修理不能となっても、「やれることはやったので、仕方ない」と、納得もできたのではないかと思います。

さて、AI対話を、サポート用途などに利用する場合、さっさと結論を出すことが全てなのか?
同じ結果を出すにしても、AIも努力することを実装し、その努力の結果を踏まえて、応答を返すという考え方があってもよい気がします。

AIの努力とは、NETに既にある情報でなく、問題に助言をくれそうな人やコミュニティに、質問を投げて、その応答をしばらく待って、その応答を利用するような、行動を付加してみると、新しいAIになるのではないかという夢を考えました。

あなたも、AIの使い方について、妄想してみませんか。。。