Mac miniを使い始めて…

2024/11/12 Mac miniが届きました。
40年の開発者人生で、初めてmac本格的に使うことを決めました。
この年になって、まさかMacを使うことになるとは、思ってもみませんでした。
Windowsベースの開発者が、Macで開発を始めるために、少し戸惑ったことを、書き留めてみます。

購入したもの

メインは何といっても、Mac miniです。

Mac mini
CPUApple Shilicon M4
Memory32BG
SSD512GB
Video PortHDMI x 1
外部接続ポートUSB-C x 2
Thanderbolt4 x 3
Audioフロント:miniジャック x 1

M4 Proも考えましたが、価格が高いので、今回はM4でMacを体感しようと思います。
Memoryは、増設できないので、最大の32GBを選択しました。今後、AIへの取組も考えると、ここは譲れません。
SSDは、512GBと、開発用としては非力なのですが、Thanderbol4による外付けSSDであれば、転送速度もよさそうなので、増設で対応することにします。Macの内蔵ストレージは、とても高い気がします。この点が、Windows開発環境とは大きく違うことです。

追加で購入したもの

Mac miniは本体に電源ケーブルが付いただけで、あとは何も付属していません。
長年、Intel PCしかセットアップしたことのない私は、初期設定時に何が必要で、どういうことを行うのか、結構不安がいっぱいでした。
おまけに、Mac miniには、キーボードもマウスも付属していません。
友人に聞くと、Windowsで使っている有線キーボードやマウスをUSB-Cに変換すれば使えると聞いたので、とりあえず、USB-A/USB-C変換コネクタを購入して、Macの初期設定しようとしていました。

ところが、Macは、cmdキーやoptキーがあり、これはWinodwsなどのキーボードにはありません。
初期設定で、それがないと困ることはないのか?という不安から、はじめての、Macなので、純正のインタフェースを買う事にしました。

デバイス
キーボードApple Magic Keybord(日本語) (テンキー無し・Touch ID非対応)
マウスApple Magic Mouse
トラックパッド(今回は未購入)Apple Trackpad

Logicoolでマルチデバイス接続ができる、K-370sをWindowsで使用しているので、それを、Macにも接続できるとは書いてあるのですが、マルチデバイスの場合、最初の接続がうまくいかないことがあるような情報がネットでみかけたこともあり、Apple純正のキーボード/マウスを購入することにしました。
トラックパッドは、評判がとてもよかったので、購入したかったのですが、今回の購入の予算もそろそろ限界なので、今回は見送りとなりました。

とりあえず、Apple純正品で、Mac miniの初期設定を行い、無事にセットアップを完了しました。

Macのセットアップは、Windowsより簡単でした

Macの初期設定は、本当に始めてなので、少し心配もしていました、モニタを繋ぎ、電源ケーブルを繋ぎ、とりあえず、AppleキーボードとマウスをUSB-Cポートに繋ぎ、電源を入れると、あっさり、キーボードを認識し、マウスはUSB-Cから外し無線にすると認識しました。

それから、LANには、有線ポートで接続していましたが、WiFiにもつながりましたので、有線LANは外しました。
本当に、スッキリして、動かしてても、ファンの音もなく静かです。

一つ疑問は、WiFiに自動でつながってしまったことが不思議です、SSID/Passwordを指定した覚えはないのですが、つながってしまっています。

まずは、色々アプリを入れてみました

Macを開発に使うため、ある程度必要と思われるアプリを導入しました。

アプリ
Chromeなにはともあれ、ブラウザはChromeです。
Microsoft Office365Windowsでも使っていますが、1つの契約で何台でもインストールできるので、追加費用は不要で、助かります。年払いが必要ですが。。。
XCODEiPhoneアプリを開発を予定しているので必須の開発環境です
Visual Studio CodeWindowsと共通で使えるIDE
ChatGPTアプリ対話AIアプリ(契約済)
OneDriveアプリWindowsとのデータ共有
Google DriveアプリGoogle Colaboratory連携のため
GoogleアプリGoogle Docs/Slide/Sheet
SourcefreeGit UIアプリ
Homebrewアプリバージョン管理ツール
gitXCODEに含まれるGitは最新でないのでHomebrewで最新をインストール
Logicool options+Logicool デバイス管理アプリ

ここまで入れると、SSDは、 419.8GB/494.38GBくらいになっています。
まだ結構空いていますが、開発を行うことを考えると、外付けSSDを増設は必須です。

外付けSSDを増設します

ということで、外付けSSDを自分で組み立てるのがよさそうなので、注文しました。

外付けSSD価格
SSD本体ウエスタンデジタル(Western Digital) 内蔵SSD 2TB WD Black SN770Amazon:\18,950.-
SSDケースSAN ZANG MASTER M.2 SSD 外付けケース 40Gbps 冷却ファン付きの多重冷却 M.2 ケース 40Gbps高速伝送Amazon:\12,599.-

快適な開発のために

WindowsとMacを使い分け、開発を進めて行くと、どうしてもマウス/キーボードを2組必要になります。
これは、場所も取り、不便なのです。元々Windowsも複数台使用していたので、1組のキーボード/マウスを、複数のWindowsで使用するため、Microsoftが”Mouse without Borders”を提供してくれています。

ところが、WindowsとMacとなると、このツールは使えません。
Logicoolがマルチデバイスを切替えて使えるマウス/キーボードがあり、それらを統合できるFlowというアプリがあります。
これが使えそうなので、セッティングしようとしたのですが、上手く設定できません。
もう少し、トライして、1組で、Windows/Macを操作したいと思っています。

実際にXCODEで簡単なiPhoneアプリを作ってみました。

XCODEも使ったことがなかった私ですが、参考になる本を見ながら、iPhoneアプリをシミュレータですが、Macで動かしてみました。

とりあえず、動いたのですが、やはりWindowsとMacは似て非なることに、しばらくは、勉強と慣れが必要だということが肌身で分かりました。

XCODEでの開発は、当然はじめてなので、想定してた範囲なのですが、なんといっても、バックスラッシュキーが見当たりません。Windowsだと、英語キーなら、バックスラッシュが明確に存在し、日本語キーなら、¥キーを使えばよかったので、きっと、¥キーでよいのだと思っていました。
ところが、改行コードなどの表現で、¥nとか¥rとかで書いても、期待通りになりません。

Macの場合、Opt+\を押すと、きちんとバックスラッシュが入力できるんですね。

これが、一番驚いたことでした。

今後について

とりあえず、もう少しXCODEで、Swiftでプログラムのつくり方を学んでみます。

その後は、Mac miniを購入した目的の一つである、AI連携を行って、Google Colaboratoryの開発環境の一部を、Mac miniで代替可能かどうかに取組みたいと考えています。
そのために、Python環境を構築するなど、さらに環境整備を進めて行きます。

その後は、サーバアプリ環境として、Docker/React/WebRTCなども、Mac miniに作っていきたいと思います。