Metaverse ~ どのような世界?
Metaverse というキーワードをよく聞くようになりました。一言ではまとめられないくらい、いろいろな解釈があります。
みなさん、自分の感覚でMetaverseを、感じれば、世の中の定義に拘ることはありません。
TanaKafeWorks Metaverse Labo.では、メタバースとは、どういうものか?どんなことができるのか?どうやって使うのか?どうやって作るのか?など、みなさんの疑問への答えを見つけるヒントになればと、思います。
Metaverseを一言で表現するなら…(2022/7/17 NHK BS1 「メタバースがやってきた~仮想世界の光と影」より)
- 距離や身体能力などの制約を超えて体験できる(落合陽一 氏コメント)
- 空間があること/入っていけること/体験を共有すること/リアルとデジタルの”いいとこどり”(NHK 鎌倉千秋アナ コメント)
プラットフォーマーの取組
- 2021/11 Meta社 Connect 2021 にて取り組みを公開
- ゴーグルなどのデバイスの進化
ユーザインタフェース
メタバースUI=現実世界の動きそのもの
- アバターによる自分表現(3DGC)
- 3次元の立体音像(VRゴーグル利用の場合)
- ブラウザベースのUI:3人称視点によるインタフェース
- VRゴーグルのUI:1人称視点による没入感
仕事をMetaverseで行うときに必要なこと
オフィスの良さの再認識からMetaverseに必要なこと
- 話かけやすさ
- アンビエントなコミュニケーション:非言語的な意思疎通
- 余白時間の必要性:オフィスの雑談の効果
「コミュニケーションの本質とは、コミュニケーションしようと思っていないことを拾えることが重要」(落合陽一 氏談)
アバターによるコミュニケーション
Metaverseではアバターを使い、仮想化した自分でコミュニケーションを行います。
そのアバターによるコミュニケーションは、リアルなコミュニケーションと何が違うのでしょうか?
- 精神的圧迫を受けにくい
- 外見や属性によらないストレスの少ないコミュニケーション
- 他人との差異を意識しなくでもよい
プロテウス効果:アバターの見た目がユーザに与える心理的効果
Metaverseの課題
- 現実世界のようなトラブル→デジタルヘイト対策センター(CCDH)にてパトロール
- 空間運営者はよりリアルを求めるがゆえに、Metaverseの安心・安全を運営者にまかせてよいか?
- 仮想世界の刺激は脳を完全に騙すことができるということ
仮想空間のトラブルに対応するために必要なこと
- 技術的研究:課題をガードするシステム的実装
- 人文的研究:法的なガードの整備(空間運営者まかせにしない仕組み)
デジタルクローン
もしアバターの中に自分の全情報をインプットしたAIが入ったら何が起きるのか?
- 時間方向へのアプリ:死んだ人との対話体験
- 自分が知っている以上の自分が誕生
- 死後の個人をどのように扱うのか
- Netにちらばった個人情報が、デジタルクローンに再集積する
- 人口構成に、生存者+死者という構成が生じ、死者の方が増える時代が到来