オヤジギャグの効果について考えてみました
年配のおじさん会社員が、よくオヤジギャグと呼ばれるダジャレを連発していた時代がありました。
しかし、いつの間にか、オヤジギャグは職場から聞かれなくなりました。
オヤジギャグの盛んな時代は、日本経済の良き時代だったような感覚があります。
それは、定年退職して、昔を懐かしむ、世代の声のように聞こえますが、本当にそれだけなのでしょうか?
私はオヤジギャグが好きで、周りからは、積極的に使っていた人に思われていたように思いますが、一見意味のないことに思える行動をなぜ、自分が行っていたのか?
自分で分析してみたいと思います。
オヤジギャグの神髄とは。。。
オヤジギャグと何なのでしょうか?
「オヤジが叫ぶギャグ」ならなんでのかというと、そうとは思いません。
私なりの定義は、つぎのように考えています。
- 話の中に挿入される言葉、キャッチコピー、ギャグ
- その言葉は誰でもイメージできるもの
- 話の腰をおらず、少しの笑いで、元の話に戻れる
直前にでた言葉に関連したことばである
このような条件の言葉だと思ってます。
けっして比喩の話でもなく、人をさげすんだり、今でいうハラスメント的な言葉ではありません。
オヤジギャグを聞いたからといって、どうということもない、「ハハハー!」とさらりと流せる言葉なのです。
このような定義をしたのは、仕事で一生懸命に話をして、頭はフル回転しているとき、人の脳は、特定の部分が活発に動いていますが、人の発想や考えは、フル回転が一番よいのかどうか、私は脳科学を学んだわけでもないので、知りませんが、ボーとしている時に思いついたりするとか、ブレーンストーミングで、疲れはじめてようやく物事が見えて来たります。
このようなことから、脳のデフォルトモード(?)が、人の思考には有益だという話を聞いたこともあります。
そうです。オヤジギャグは、フル回転の脳を一瞬デフォルトモードにギヤチェンジし、少しのリラックスさせる効果があるように思います。
既に、こういう研究があるのか、私は、知りませんが、このページをご覧になっている、脳科学の先生、対話学の先生がおられたら、テーマにして研究してみてください。
オヤジギャグはどうやって発想するのか?
オヤジギャグは、知識の連想記憶と考えています。
基本は、同音異義語の連想記憶配列で、利用ケースの優先度を示すベクトルみたいなものだと思います。
小さいころからの経験から、言葉、ギャグ、TVコマーシャルなどありとあらゆる情報の、音を元に、近似音的ワードをもつセンテンスを、今、話している会話にリアルタイムに、無意識に常時検索するような思考回路です。
こんな回路は、訓練なくしてできないですが、どんな訓練をすればよいか、全くわかりません。
少なくとも、小さいころから、一方的に耳に入れることくらいです。
まるで、「スピードラーニング」のような学習なのかもしれません。
頭で考えないことが一番なので、ラジオ、TVなどのように、常に受け身で接するメディアがよいと思います。
もしかすると、これからの学習は、意識して思考する学習と、無意識に行う学習の2本立てになってくるのかもしれません。
「TVばっかりみて、少しは勉強しなさい」ということはなくなるのかもしれません。
オヤジギャグをどう使う?
オヤジギャグは、連想記憶がベースだと、自論を書きましたが、脳の思考回路をAI化できたら、実際に人の会話に介入する使い方は、当然あります。
特にAI対話には、補助的にあると、よさそうです。
私は、その先に、人が今まで生み出してきた多くの道具やシステムは、記憶の連想が関係していたのではないかと思っています。
その考えに立って、既存の情報から連想する仕組みを作ってみたいと思います。
TanaKafeWorks AI Labo.では、仮想空間に自分の意識を実現を考えていますが、自分の意識は、この連想記憶の仕組みは、何かヒントになりそうです。